通じない和製英語 カタカナ語 

2回連続しての徒然コラムです。

日本人が使っているカタカナ語には、「和製英語」「和製外語」の他に
「英語に存在する単語の発音と意味を誤用している言葉」があります。

和製英語の方は時代とともに英語・米語に慣れた日本人が増えたことや、英語が母国語の外国人との交流により少なくなってきたでしょうか。

◇和製外国語の一例◇
アルバイト
パソコン
サラリーマン
ホームセンター
マニキュア
エアコン

ポルトガル人が日本に漂着し鉄砲が伝わったのが16世紀。
ポルトガル、オランダ、スペイン等の“南蛮文化”がもたらされた事が始まりです。
そのため現在でも使われているカタカナ単語は、それらの国の言葉を発祥とするものが多くあります。
一方で、現在は世界中に大きな影響を与えるアメリカ合衆国は15世紀に北アメリカ大陸にヨーロッパから白人が移住し、1600年以降にイギリスから植民。
1776年7月4日に独立宣言が採択されました。
つまり、外来語=英語から派生、というわけではありません。

 上記を前提としたうえで、2022年現在では日本人でも多言語を自由に操る人も増加しました。
世界中で母語とする人数が最大なのは中国語だそうですが、一般的にどこの国でも使える人が多いのはやはり英語。

 成り立ちが英語からではない言葉もあるでしょうが、せめてカタカナ発音でも英語の発音に近く覚えていれば役立つのに、と感じることがあります。
特にagileはこの1年程度でビジネス系でよく使われるようになったので、和製読みの「アジャイル」になったことが不思議とも言えます。
私見ですが、ヘボン式ローマ字の影響もあるのでしょう。

その他に、なぜ英単語の意味の中でも一般的ではない意味を取り上げて、だんだんと違う意味を持たせてしまったのか謎な英単語もあります。
わかったつもりで英語が母国語の人に使い、失礼にあたることもありそうです。


※個人的な見解を記載していますので、御了承ください。

メディア等には、我々一般的な日本人の英語力を全般的に正しく導いてほしいと希望します。

多様な国籍の人が多く日本に在留し、国籍とは異なる国で出生し成人になる人も多くなった現在。
行政書士として、正しい意思疎通のために法だけでなく慣習や言語を含め研鑽を続けてまいります。